電子回路(6B) HDD / VTR の 3 相モータを回す回路
Lonvic Work Shop Page





不要になったHDD や VTRのモータを回す・・・と、言うと大体がPiC マイコンを使った記事が多いですね。ここではLogic_IC を使ってVTR モータを回してみました。位置センサを使わずに回転させる為にゼロパルスからスタートさせないと回転が始まらないのでPLL のV/F を用いました。VF の入力電圧はコンデンサへのゆっくりした充電スロープを用い、回転スタートまでの時間を短縮する意味でダイオードを通してコンデンサにref-VR で電圧を加えています。また、最高回転数もmax-VR で可変できるようにしました。
モータのドライブはブレッドボード搭載基板のL298 基板を用い、ドライブモードはFull_Mode では高速回転とスタートに力不足なので3-OR を使いHalf_Mode で回転させています。

回転スタートの調整・・・VR-100K は初めは0V にしてスタートを繰り返しながら回転が早く始まる様に徐々に電圧をあげていってください。
電解コンデンサの容量を22u 程に増すと更にゆっくりと回転数が上がり追従します。

高速回転の途中で追従しなくなる・・・VR-Fmax の抵抗値を上げ回転数を下げるとスムーズに追従する様になります。半固定では無くつまみを付けて回転数の調整に使うのも良いでしょう。

まったくトルクが無いモータですから上記の調整でスムースに回転する様に調整してください。

スタート後のV/F 入力電圧(電解コンデンサ電圧) v=1V/Div h=10ec/Div
R=1Meg C=10uF
立上りのVref-VR による予備電圧は≒2V

VTR モータは分解してローター部分を逆に差し込みました。基板は角をカットして中に詰込んであります。中央にCD フォルダの止め具部分を接着。

モータ電流は高速になると150mA 以下なので電池(UM4×4) の6V ドライブとした。回転数の変更VR は設けずに半固定として簡易化しスイッチも電源のON-OFF とした。
肝心の「独楽」の方はWeb で探して普通紙に印刷、「早い印刷」だと黒が薄いので「綺麗」な印刷が良いでしょう。CD ラベル印刷ソフトだと図の中心合わせがあるので便利です。

あまり回転数を上げても駄目みたいです。
かなり低い方がなんとなく色が付いて見えました。
image1 HDD_3 相モータ
Schematic1 HDD_3 相モータ (Harf ドライブ)
image2 VTR_3 相モータ
Schematic2 VTR_3 相モータ (Harf ドライブ)
Tuning 各部の調整方法
Waveform スタート後のV/F 入力電圧
Movie1 HDD モータ
Movie2 VTR モータ
Option VTR ヘッドモータで「ベンハムのこま」の製作
Schematic3 VTR ヘッドモータで「ベンハムのこま」の製作


LE-11395

Movie3 VTR ヘッドモータで「ベンハムのこま」の製作
Handi Top
Motor Top
inserted by FC2 system