DC モーターをパルスでドライブして超低速で回転させます その2
Q2 2SC1815 でパルスOFF 時に発生する逆起電力のエネルギーをモータに逆流させて回転を停止させています。駆動パルス電流は120mA、逆電流がピークで40mA 程流れています。このQ2 のベース信号を取り除くと無負荷ではモータは惰性で回転をはじめます。
画像からは判り辛いと思いますがインシュロックのばね性を利用してモータシャフトに軽く「負荷」を掛けて撮影しています。「バルス周期」と「パルス幅」を上手く調節すると色々な低速回転が可能です。が・・・一パルスでの回転角は負荷によって大きく変わります。実際に使う場合は負荷の程度によってVR の調整が必要です。
基本パルスはシュミットを使って簡単に生成。周波数は0.5Hz 〜20Hz もあれば良いでしょう。モータドライブパルスはこれも簡単にディレー回路で生成。このパルスをQ1 でモータをドライブしQ2 で逆起電力を吸収します。500K-VR は周期、50K-VR はドライブパルス幅を調節します。