簡単なFM送信機を作る際に発振回路のコイルが結構面倒なのでどうしようかと悩みます。空芯で巻くと取り付けた後、衝撃でフラフラしてノイズの原因にもなるので何とか固めたりしますが私が昔からやっているのは抵抗に線を巻く方法です。

抵抗は1/2W 位が巻き易さと小型化には丁度手頃なのでお勧めします。抵抗値はあまり低いといけませんが私は4.7K から10K 位に巻いています。

簡単な発振器で92MHz を発振させた時の空芯と抵抗巻きのスペクトルの違いです。殆ど遜色が無い事が判ります。

抵抗にコイルを巻いた時の特性の悪化が気になると思うので下図の様な復同調回路をシミュレーションしてみた。

抵抗値を1K から5K まで1K Step で変化させた時の特性である。流石に1K では2dB 程のロスがあるが2K 以上あれば僅かしか差はない。
ついでにカップリングコンデンサを2p 〜5p まで変えた場合の特性です。

二次巻線を追加した抵抗コイル

0.29 ホルマル線
1St・・・12T
2nd・・・2T

Spurious1  空芯巻線
Spurious2 抵抗4.7K に巻線
Test PCB
Test PCB Schematic


LE-11366

Simulation 複同調
Simulation Circuit 複同調
Simulation Graf 複同調
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電子工作 (2B) コイルの簡単な作り方
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