薬液槽の例 定量槽と処理槽の概要図 | |
Program の分類 | |
定量槽に必要な Program と異常警報(Alarm) |
■給液ポンプの稼働中は液面が波打つので 対策として各センサには ON_Delay_Timer として 5 Sec 以上は 必要です。 ■センサ異常の検出 ①上限 ON 時 定量 OFF, 下限 OFF 定量 ON, 下限 OFF 定量 OFF, 下限 ON ②定量 ON 時 下限 OFF ➂定量 OFF 時 上限 ON ④下限 OFF 時 定量 ON 上限 ON ⑤上限センサの不具合は B 接点を使用した場合は 配線異常の判断が出来ますが それ以外は液面での異常検知は出来ません。 ■定量までの給液 ①給液バルブ V2 → 閉 ②給液ポンプ P1 駆動 ➂定量位置で給液ポンプ P1 停止 ■処理槽に給液 ①給液ポンプ P1 停止 ②定量位置センサ確認 ➂給液バルブ V2 → 開 ④下限センサ ON ⑤タイマ ON ➅タイムアップ ⑦給液バルブ V2 → 閉 ❤タイマの役割 ①薬液が下限位置から配管内の 薬液が全て抜け落ちるまでの時間を設定 ②給液ポンプ<P1>を回したが 一定時間が経過しても定量センサが ON しない ポンプの不具合 配管内のつまりなどの異常 配線の接触不良 ➂給液バルブ<V2>を開いたが 一定時間が経過しても下限センサが ON しない バルブの不具合 配管のつまりなどの異常 配線の接触不良 ■手動 Mode 時の Program 給液ポンプ P1、給液バルブ V2 の手動操作 |
1槽定量槽の Device 割付と Error Code 割付 | |
たった五つの入出力機材しか無い定量槽でも 産業機器として製品を出荷するには、これだけの Program となりますす。 |
1槽定量槽 | ||||
Device No. | Name | Command | Motion | Timer |
D600 | 1槽 定量槽 動作Mode | 0 | 停止 | |
1 | 手動運転 | |||
2 | 自動運転 | |||
9 | 自動動作終了 | |||
D610 | 給液ポンプ P1 | 0 | 停止 | |
1 | 運転 | |||
D620 | 注液バルブ V2 | 0 | 閉 | |
1 | 開 | |||
Xn | 上限センサ 入力 | 1/0 | T60 | |
Xn+1 | 定量センサ 入力 | 1/0 | T61 | |
Xn+2 | 下限センサ 入力 | 1/0 | T62 | |
Xn+3 | 手動操作入力 給液ポンプ P1 | 1 | 運転 | T63 |
手動操作入力 給液ポンプ P1 | 0 | 停止 | ||
Xn+4 | 手動操作入力 注液バルブ V2 開 | 1 | 開 | T64 |
手動操作入力 注液バルブ V2 閉 | 0 | 開 | ||
Yn | 給液ポンプ 出力 | 1/0 | ||
Yn+1 | 注液バルブ 出力 | 1/0 | ||
Yn+15 | 動作終了 Flag 出力 | 1/0 | 自動動作終了 | |
D99 | Error Code | #0601 | センサ異常 | |
#0602 | 給液 Over Time | T65 | ||
#0603 | 注液 Over Time | T66 |
定量槽 PLC 接続図 | |
定量槽 薬液供給 Program | |
■Power_on で <D610> を Clear ■Sensor_Timer 上限は早めに検知 下限は配管も含め薬液全てが排出される までの時間を含めて長めに設定。 ❤Pump <P1>への指令は 自動/手動 ともに<D610>に <K0001>を書き込むと定量まで 薬液を供給。 ■手動 Mode での給液指令 ■Pump の駆動は<D610=K0001> T65 は定量までの時間監視 ■定量位置で Pump 停止 ■給液時間の監視 Time_Over で Error を出して停止 ■必要あれば Lamp 表示も可 |
定量槽 薬液注入 Program | |
■Power_on で D620 を Clear ❤Valve <V2>への指令は 自動/手動 ともに<D610>に <K0001>を書き込むと定量まで 薬液を供給。 ■手動 Mode での注液指令 ■Valve の駆動は<D620=K1> T66 は定量排出までの時間監視 ■下限を検知して注液終了。 ■Over_Time で Error 発生 注液は停止。 ■必要あれば Lamp 点灯 |
センサ異常 |
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■センサ異常は Error_Code K0601 上限センサは<B接>以外での検出は 出荷前の検査は可能ですが User に納めた後では点検は不可能ですから 必要有れば<B接>とし、 Power_on 時に不具合を検知するしか 手は無いです。 |
Main_Program (Auto Mode) からの 1槽 定量槽の制御例 |
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■Step#19 終了 ■Step#20 定量槽が動作停止ならば<注液開始> 注液完了の確認後 Next_Step へ ■Step#21 定量槽が動作停止ならば<給液開始> 給液完了の確認後 Next_Step へ |
Note |